平成26年5月4日
本日、不用品回収のご依頼でご自宅にお伺いさせていただいたお客様は、親切で明るい方で、大変気持良く見積もりをさせていただきました。
タンスなどの家具類を買い取ってもらいたいとのご希望でしたが、今回拝見させてたいだいた家具については買い取りは難しいとお伝えさせていただいた結果、検討したいということでした。
事務所へ帰る途中に事務員より「今回は遠慮したい」との連絡が入りました。
理由を聞いたところ、「家具の再利用をしてもらいたかった」とのことでした。
別の業者からも見積もりを取られており、値段は同じ程度だったのですが「使えるものは海外へ輸出する」と説明を受けておられ、
そのことが決めてで、その業者様に依頼することにしたということでした。
「見積もりは難しいな」と感じました。
私はお客様の質問を「幾らかで買取りをしてくれるか」と聞かれているのだと思い、単純に「買い取りは難しいです。おそらくリサイクルショップでも先ず無理でしょう」と応えてしまいました。
しかし、お客様が確認されていたのは「まだ使えるものを廃棄処分するのはもったいないので再利用をして欲しい」ということだったのです。
もう一つの回収業者さんは「海外の貿易に出す」と答えられたそうです。
私も海外貿易については認識していますが、今回私が見た家具類に関してはほとんどのものはそれも難しいと感じました。
ご依頼を受けた回収業者さんが、果たしてお客様の真意を敏感に汲み取って臨機応変に「貿易に出す」という回答をしたのか、そして、今回回収した家具の内どのくらいが実際に再利用されるか知る由もありませんが、
私共も再利用するルートは持っている訳ですから、見積もりの時点でお客様の本当に希望されていることがくみ取れていれば別の提案をできた可能性はありました。
そういう意味で、今回の見積もりは反省するとともに大変良い勉強になりました。
ご自分が使用していた家具への思い入れもあるでしょうし、「もったいない」との思いから再利用して欲しいというお客様のお気持ちも当然です。
そして、もう一つ感じたことは金額の問題でなく、また信用の問題などでもなく、
再利用してくれるとのことでもう一つの回収業者さんを選ばれたお客様は、やはり印象通り立派な考えの方だと感じました。
ご依頼頂けなかったのは残念ですが、気分は悪くならない本日の見積でした。
追記・・・貿易に関しては難しい問題もあります。
処分をするとたしかに燃やす訳で環境に良いと言えませんが、貿易も船で運ぶので燃料を使います。その中で結局再利用できないものは燃やします。
環境のことを考えた場合、本当に貿易が処分に比べて優れているのかどうなのか
・・・やはり多分廃棄処分よりは貿易の方が環境には良いような気がしますが、一応、色々な観点から比較し考える頃は大切だと考えての追記でした。
今後とも、お客さまのご要望に出来る限りお応えし、利潤の追求のみに偏らず環境に負担の少ない方法を探り続けていきますので宜しくお願い致します。
代表 奥村
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